公開シンポジウム「世界のなかの民俗学」
日本に民俗学があるのと同様に、世界のあちこちに民俗学という学問が存在します。日本民俗学の草創期、柳田國男は海外、とりわけヨーロッパの民俗学の動向を十分把握した上で、日本の民俗学の樹立につとめました。
その後、日本の民俗学は、国内において独自の展開をみることとなりましたが、一方、世界各地の民俗学も、それぞれの国において発展をして今日に至っています。このシンポジウムでは、日本と世界の民俗学の新たなあり方を、
世界各地の民俗学の動向を視野に入れながら模索してゆくべく、ドイツ、アメリカから世界民俗学の第一線で活躍している民俗学者を招聘し、「世界のなかの民俗学」について考えます。日本民俗学再活性化へのヒントが得られるシンポジウムをめざします。
日時 2015年10月10日(土)13:00〜16:30
会場 関西学院大学西宮上ケ原キャンパス
基調講演
「過去の大志と現在の必要:変容する政体における民俗学」
レギーナ・ベンディクス(独・ゲッティンゲン大学)
「アメリカ民俗学から見た日本民俗学」
マイケル・フォスター(米・インディアナ大学)
コメンテーター
桑山敬己(北海道大学)・山田仁史(東北大学) ・山 泰幸(関西学院大学)
司会
島村恭則(関西学院大学)
レギーナ・ベンディクス氏の講演は、英語(日本語字幕付き)で行われます。